● 長年に渡り紙ベースで処理してきた書類を場所に捉われず管理できるよう、設備投資を行い社内独自システムの構築と導入を進めたが、パソコン操作に不慣れな年配の社員が多く、有効な利用がなされない懸念があった。● 紙ベースの様式に近いレイアウトでシステムを構築し、社員の順応負担を減らした。● システム導入前に講師を呼び、システム操作を全員研修として開催した。● 若手社員の意見を取り入れ、システムの改修を行い続けている。⇒・ 移動時間の短縮や隙間時間の活用、作業自体の能率向上による効率化を実現 ・自由な直行直帰が可能になった。 ・毎年新入社員を採用。社員の過半数が20代となり、会社の若返りにつながった。会社概要20社 名 藤原工業株式会社代表者名 藤原 和彦設 立 1958年主な業種 管工事所在地 三重県四日市市社員数 25名(うち女性7名)ホームページ https://fujiwara-kk.jp/藤原和彦さん1987年藤原工業入社、2001年代表取締役就任。世間的にIT化が進んでいなかったころから、非効率的な業務に目を向け、独自システムの構築、導入。現在に至るまでIT化による生産性向上を推進。▲ホームページ代表取締役CASE092001年の社長の交代をきっかけに、先駆けてIT化を推し進めた 創業80年近い当社では、長い間、業務 まずは、一人1台社用車をそれぞれに日誌や作業日報などを紙ベースで日々記貸与し、現場への直行直帰が出来る環境入し、上司へ決裁に回していました。私がを整え、柔軟な働き方の実現と効率化を入社した時は、現場で働く社員が、日報推進しました。また当社としては、社員がを記入するためだけに会社に戻らなけれかっこよく、はつらつと働く姿を見せるこばならなかったり、本社で働く社員も、煩とが、建設産業全体のイメージを覆すき雑な事務処理を手作業で行わなければなっかけとなるのではないかと考えました。らなかったりという業務スタイルでした。何より若い人から選ばれる魅力的な企業1つの案件に複数の社員の多くの時間がを目指したいという思いもありました。ことられている状態に改善の余地を感じつのような背景から、その時代時代に即しつも、長年親しんだ紙ベースでの書類管たITツールの導入や社内独自システムの理からなかなか脱却できずにいました。改善を続け、コスパ・タイパを重視する そんな中、2001年に私へと社長の交代若い社員と一緒に生産性の向上に全社をがありました。挙げて取り組んでいくこととなりました。課 題解決策背景やきっかけ事例のポイントITツールに不慣れな社員の負担軽減若手目線でツールを改善・拡充藤原工業株式会社
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