● 働き方改革・生産性向上に向けた業務システムのクラウド化にあたり、社員が取り残されたり、 ● 導入するシステムの検討にあたっては、実機デモを通じた社員の声を尊重。 ●システム化のステップを年に一つ程度にしぼり、段階的にクラウド化を進めた。⇒残業時間月平均30時間以下を達成。正社員の時短勤務の利用も進んだ。会社概要18の実現といった働き方改革へ乗り出すこととなりました。 また、柔軟な働き方を取り入れるにあたっては、労働時間や就業日数などを減らしても売上を維持するための生産性の向上もセットで行う必要があります。当社には、出社しなければできない業務や対面の会議など、残業のもととなる要素がいくつかありました。作業そのものの能率アップはもちろん、移動時間をはじめとしたタイムロスの削減も含めた生産性の向上を進めるべく、DX化の推進にも力を入れていきました。システム部門への負担が増加したりする懸念があった。WEB会議システムの活用により、丁寧な比較検討と時間短縮を両立山﨑徳彦さん2006年山﨑建設入社、2018年代表取締役就任。社員の声を大切にしながら、前職の知識を生かして様々なシステムやツールを導入していった。社 名 山﨑建設株式会社代表者名 山﨑 徳彦設 立 1949年主な業種 土木一式工事所在地 長野県安曇野市社員数 32名(うち女性2名)ホームページ http://yamazaki-group.jp/index.html▲ホームページ代表取締役CASE08課 題解決策背景やきっかけきっかけは採用難 当社がある長野県では、県の学生の約8割は進学を機に県外に出てしまうという事情もあり、県内の中小企業の採用活動は厳しい状況が続いています。加えて建設業界でも人手不足が深刻化しており、当社も5年ほど前から新卒や中途の採用難を喫緊の課題と感じるようになりました。以前はハローワークや地元の高校からの求人応募がコンスタントにありましたが、ここ数年は応募がない状況が続いてしまっているのです。 こうした中で、人材獲得のため、また現社員のエンゲージメントを高めるため、労働時間の削減や柔軟な働き方事例のポイント業務システムをクラウドで共有時短勤務や休暇の利用を促進山﨑建設株式会社
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