MESSAGE社員の声13取組成功の秘訣社員や地域の声をよく聞いて、それを会社の仕組みに反映することが、地元の人たちが働きやすい職場づくりに繋がると考えています。経営者として、会社が進むべき方向について明確なビジョンを持ち、社員と一緒に考えながら取り組めば、必ず良い結果に繋がるはずです。柔軟な働き方を実践してみてくじよじ出勤選択制を活用することにより、家庭と仕事の両立ができるので助かっています。また、子どもがまだ幼いため、体調を崩したときに仕事を休む必要がありますが、周囲の方々が子育て中であることを理解してくれて感謝しています。休暇を取得する場合、スマートフォンから何時でも申請が出来てとても便利に感じています。VOICEればならない社員もいるため、育児・介護休業法が時短勤務を対象とする「3歳未満の子」を上回る中学生以下の子どもがいる社員を対象とし、地域の実情に応じた柔軟な働き方を実践しています。くじよじ出勤選択制は、数名規模の体制の現場で現場作業中心に従事する社員も利用しています。 一方、くじよじ出勤選択制は社員同士の勤務時間のズレによるコミュニケーション不足が生じる恐れがあります。そのため、グループウェアを活用してこの課題に取り組みました。しました。危険予知活動で作業員が挙げた注意点は現場の掲示板に掲示するなど、グループウェアで対応出来ない部分は工夫して補いながら運用しています。 パソコン等の操作に不得手な社員もおり、導入当初は活用が進みませんでしたが、必要な機能を備えつつも操作方法がシンプルなものという条件で、実際に複数のサービスで試行錯誤した結果、社員の間に浸透していきました。 くじよじ出勤選択制を求人票に記載したこともあり、近年では新たに3名の女性社員を採用することができ、当社が女性にとって勤務先を選ぶ上で選択肢の1つになっていることを実感しています。 また、グループウェアの活用方法は情時間9:00出社後、グループウェアを活用し10:00休憩(15分)10:15現場や事務所で作業12:00休憩(1時間)13:00午後の作業開始15:00休憩(15分)15:15作業再開、翌日の作業を確認17:00退社報共有だけではありません。社内決裁や有給休暇の申請ができる機能を活用し、紙ベースだった業務をWEB上で完結できるフローに改善しました。「孝行休暇」と称して家族の誕生日等に有給休暇を取得するよう奨励していることに加え、スマホ等から手軽に休暇を申請できるようになったことで、昨年の一人当たりの有給休暇取得日数は13.7日と、建設業の平均取得日数である約10日を上回る日数を取得することができています。くじよじ出勤1日のスケジュール朝礼の内容確認▲現場で働いている様子経営者の方々へのメッセージ下タ村正樹さん太田ゆいさん代表取締役建設森林部グループウェアを活用した情報共有 くじよじ出勤選択制を利用した場合、例えば9時に現場に出勤しますとどこの現場も概ね朝礼は8時スタートとなりますので、現場に着いた時には既に朝礼が終わっているということになります。朝礼はその日の作業内容や安全上の注意事項を共有するとても重要な場ですので、朝礼で共有された内容を知らずに現場に入ることは、その日の仕事の段取りに影響が出たり、安全面で言えば重大な事故に繋がる恐れもあります。 そのため、当社ではクラウドサービスによるグループウェア(情報共有ツール)を活用して、その日の作業内容等を把握できるようにし、朝礼に参加出来なくてもスムーズに現場に入れる仕組みを構築具体的な取組内容と導入にあたっての課題勤務時間のズレによるコミュニケーション不足 当社では、中学生以下の子どもを育てている社員と、要介護状態にある家族と同居している社員を対象に、2018年からくじよじ出勤選択制を導入しました。基本の勤務時間は8時から17時(実働7.5時間)ですが、この制度により、出勤時間は8時か9時、退勤時間は16時か17時のどちらかを選択できます。また、土曜日を出勤か休日か選択することも可能です。 横手市では、人口減少に伴い近年公共交通サービスが縮小しており、毎日子どもを学校まで車で送り迎えしなけ解決策とその効果
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