● 社員ごとに異なるワークスタイルに適した働き方を実現するためには、社内規程の見直しだけで対応する● 社内規程を見直しつつもそれにとらわれることなく、勤務時間や職務上の役割など、社員の働き方に合わ● 業務のIT化により生産性の向上と情報共有の改善に取り組み、勤務時間の減少分をカバーできる体制を会社概要10 そうした事情がありつつも、長年続いてきた会社ですので、勤めている社員も様々なライフステージの変化を経験してきており、当社はその都度一人一人に寄り添い、共に歩んできました。当社の姿勢はずっと変わりませんが、特に私は自身が介護の大変さを経験したこともあり、社員が抱える事情を理解し、お互いに納得できる最適な働き方をつくっていきたいという思いを強く持って取組にあたっています。 当社の取組が、同じ造園業で働く方々をはじめとした建設企業の皆様のご参考になれば幸いです。⇒ 事情により離職した社員を2名再雇用でき、2020年からは新入社員を5名採用できた。ことが困難だった。せて適宜雇用形態の変更や配置転換を行った。整備した。石出慎一郎さん1995年東洋緑化入社、2013年代表取締役就任。先代、先々代から引き継がれてきた社員を思いやる心と、固定観念にとらわれない柔軟な発想力で働き方改革を推進してきた。社 名 東洋緑化株式会社代表者名 石出 慎一郎設 立 1973年主な業種 造園工事所在地 宮城県仙台市社員数 41人(うち女性12人)ホームページ https://toyo-ryokka.com/▲ホームページ代表取締役CASE04一人一人に寄り添う企業風土 当社は2023年に創業50周年を迎えた造園工事の会社です。設立から培ってきた造園の技術が認められ、2006年からは県内の公園や広場の指定管理業務も行っています。現在は社員の約半数が指定管理スタッフとして働いており、契約社員やパートタイマーも多く活躍しています。 このように、当社では様々な給与や勤務形態の社員が働いているため、社員から働き方についての相談があった際に、就業規則の変更をはじめとした会社としての包括的な対応・管理が難しいという事情を抱えていました。課 題解決策背景やきっかけ事例のポイント社内規程にとらわれない勤務形態会社も社員も納得できる働き方を東洋緑化株式会社
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