建設産業における女性の就業継続にむけたキャリアパス・ロールモデル集_第2版
21/24

I!egassMeWORKPRVATE● 近隣で働く姉が、保育園のお迎え等を手伝ってくれており大変助かっている。Q産休取得時に取り組んだことA自分のためだけでなく、今後、自分以外の社員が産前・産後休暇や育児休暇等を取得する際にサポートできるよう会社の規定を見返した。その他、必要な書類等も確認した。Q入社時の不安A入社当初は運転免許を取得したばかりだったため、車通勤Q周囲の理解A職場には子育て世代が多く、家庭の事情を理解し合える雰囲気のため、互いにフォローし合う環境ができている。Q自社における育児休暇等の取組みA社内の育児休暇制度等の仕組みは、ある程度出来上がってきている。復帰時に保健士面談があり、言いにくいことは面談で相談できるため、相談体制についてはとても充実していると感じる。Q活用した自治体の取組みA月に一度、自治体による子育てに関する取組みを紹介してもらえる機会があり母親同士の集まりの場の提供等、様々なサポートがあるということは知っていたが、うまく活用しきれなかった。今思うともっと活用すればよかったと思う。Q自社における現場の環境整備A自社として、現場のお手洗いの設置等といった環境整備に取り組んでいる。今後も引き続き、会社としてより良い環境となるよう改善に努めていく方針。19[年齢]日鉄テックスエンジ入社18入社してから設計部門に従事23結婚産休のみ取得職場復帰❶25第一子出産産休・育休取得30第二子出産職場復帰❷入社直後は、同期全員で研修参加。運転免許を取得し、車で通勤。◎第一子出産保育園を探す際は、自治体には相談しなかった。すぐに仕事復帰したかったため、それが叶う保育園に入園の希望を出した。一度は満員のため入園を断られたが、運よく1枠空いたため入園することができた。するのが不安だった。研修後、設計部門に配属。同期は別々の部署に配属。入社から現在まで、設計に携わる。上司の計らいにより担当業務を軽減してもらった。周囲に子育て世代が多く、突発的な早退にも理解があり心強かった。保健士面談が精神的なストレス軽減につながった。◎第二子出産第一子と同じ保育園に事前に相談したところ、枠を用意してくれたため、スムーズに入園できた。保育園によっては、入園の際に準備をするものも違うため、二人とも同じ保育園に入園することができてよかった。部署内の社員と出産時期が重なったため、互いにフォローし合いながら業務を行った。第二子出産後はすでに職場復帰の経験があったため安心して働けた。◎育児と仕事の両立● 夫と相談し、夫の家事担当割合を増やし、自身は育児をメインに分担した。共働きの場合、夫婦で協力しないと難しいと感じる。建設業への入職を考えられている方が継続して働くために社内の福利厚生が充実しており、周囲からの理解も得られやすいため、とても環境に恵まれていると感じます。周囲のサポートがないと子育てと仕事との両立は厳しく、就業を継続するためには、相談体制や職場との連携がとりやすい環境に身を置くことが大切だと思います。

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る