建設産業における女性の就業継続にむけたキャリアパス・ロールモデル集_第2版
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I!egassMeWORKPRVATE● 家族のサポート 急な体調不良の際、夫の両親がQ職場復帰における会社の環境A当社では、社員の声をもとに臨機応変に対応がなされ、保育園の送り迎えのために時差出勤を認めてくれたり、時短勤務ができる期間が延長されたりと、私が出産を経験した5~6年前と比較しても、さらに職場復帰しやすくなっている。Q職場復帰後の苦労A現在はそのようなことはないが、産後復帰した当時は、共働きという概念があまり浸透していないこともあり、子育てをしながら働き続けることについて、周囲の理解を得ることが難しい時期もあった。Q夫との育児分担A朝の保育園への送り出しだけでなく、掃除や料理等も積極的に担当してくれる。資格取得の際も一時的に子どもの面倒をみてくれたため、勉強する時間も捻出でき、試験に合格することもできた。Q会社の相談体制A産業カウンセラーの資格を持つ社員や先輩ママに相談することができ、職場復帰に向けた精神的な安心材料となった。Q自治体の取組みA私自身は家族のサポートがあるため、まだ利用したことはないが、ファミリーサポートのような様々な取組みがある。Qその他、会社の制度A在宅勤務やフレックス制も導入されている。自身の都合に合わせて業務時間をコントロールでき、大変助かっている。子育てをするようになってからは保育園のお迎え等で残業が困難なため、その分、少し早起きをして朝に仕事をすることもある。17[年齢]マサル 入社2329結婚主任産休育休職場復帰3132出産33係長1級建築施工管理技士取得35建築に関わりたいという思いで入社。入社後はリニューアル事業部に配属。◎職場復帰職場復帰のタイミングや役割分担について夫と話し合い、調整してから復帰した。マンションや事務所のリニューアル工事(特に、防水関連)に現場管理者として従事。◎保活居住する自治体が管轄する保育園については、自身の状況に応じて子どもの入園の優先順位が変動する。そのため、自治体窓口や先輩ママに相談し情報収集する等、計画的に保活に取り組んだ。その結果、利便性の高い保育園に預けられた。復帰後も、引き続き現場管理に従事。○ 1級建築施工管理技士取得社内の昇格条件であったため、何度も挑戦。受験費用については会社の支援があった。◎学童子どもが小学校に入学するにあたり、学童保育について情報収集をしている。学童保育も自治体や民間等、様々な運営形態があるため精査したい。◎育児と仕事の両立● 保育園の送り迎えを分担し、夫は朝の送り出し、自身は迎えを担当。場面に応じて対応している。子どもの面倒をみてくれた。社内の昇格条件を満たし、係長に昇格。在宅勤務やフレックスタイム制を活用しながら、育児と両立して役職者の役割に従事。建設業への入職を考えられている方や就業の継続に悩む方へのメッセージ建設業では女性が年々増えていると実感しています。それでも男性が多い職場であることに変わりはありませんが、今後は男性にとっても働きやすい環境整備を進めて行くことで女性の活躍の場もさらに広がっていくと思います。様々なことに挑戦していきましょう!

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