建設産業における女性の就業継続にむけたキャリアパス・ロールモデル集_第2版
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優子氏針川株式会社マサル技術者(防水)16POINT●充実した社内の相談体制を活用し、職場復帰後の不安軽減へ。●在宅勤務やフレックスタイム制を活用しながら、育児と両立。親戚が設計事務所を営んでいる姿を見て、設計士に憧れていました。そのため、大学は建築や設計を学べる学部に進学し、卒業後も設計に携わりたいという思いもありましたが、在学中に設計職は狭き門だと痛感しました。それでも建築の仕事に関わりたいという気持ちは変わらなかったため、現在の会社に入社しました。当社では、毎年1~2人ほど女性社員が入社しています。また、女性社員の割合は社内全体の2割程度で、その中には技能職の者もおります。私が入社してから、出産を機に退職する女性社員はおらず、職場復帰に向けた取組みも年々進んでいると感じます。最近では、在宅勤務やフレックスタイム制なども導入され、ワークライフバランス実現に向けた環境整備も進んできています。これからは男性社員も育児休暇を取得する雰囲気になって行けば、いいなと思っています。入社直後は、リニューアル事業部に配属され、現在は、新築・改修現場の現場管理を担当しています。時には困難な問題に直面することもありますが、それを乗り越えたときや現場で頼られたときにやりがいを感じます。この業界は、男性が多い業界ですが、男女差を感じたことはあまりありません。今後も切磋琢磨し、まずは現場管理者として自立していきたいと思います。また、実務とは離れますが、建築仕上学会の女性ネットワークの会の活動で同じ業界で働く女性たちとディスカッション等をして情報共有も行っており、私も参加しました。周囲に女性が多くないため、このような出会いはとても貴重だと感じます。 自身のプロフィール概要①職種: 技術者(防水)②出身地:栃木県③学歴:大卒④職歴:10年以上⑤ 経歴: 大学卒業後、現職所属企業の会社概要・会社名 .............. 株式会社マサル・事業概要 ........ リニューアル、 修繕・改修工事・所在地 .............. 東京都江東区・従業員数 ........ 126人 (うち女性26人)入職した理由、社内の取組み自身の現在の仕事内容、やりがい「今後、女性の活躍の場はさらに広がっていくはず」社内の職場環境も年々変化!柔軟な働き方で育児と両立07

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