建設産業における女性の就業継続にむけたキャリアパス・ロールモデル集_第2版
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I!egassMeWORKPRVATEQ職場の育児等に対する理解A女性の管理職もいるため相談しやすく、育児との両立について理解を得やすいと感じる。時差出勤についても相談しながら利用することができ助かった。Q自社における採用活動A以前より、「女性だから採用しない」という考えは当社にはなく、男女関係なくやる気のある人材を採用している。作業員や技術者、営業職、事務職など様々な職種において女性の採用をこれまで行ってきた。Q活用した自治体の取組みA土曜日に受け入れ可能な保育所や児童クラブがあったたQ現場の環境整備A県が発注している公共工事などの現場では、週休二日制や快適トイレの設置等がされており、現場の環境整備が徐々に進んでいると感じる。Q今後の目標AICTの進歩により、測量や3D工事等、日々働き方が変化していると感じており、私自身も技術の進歩に対応していきたい。会社側も設備投資をする等して業界の変化に対応し、社員が様々なことにチャレンジできるよう応援してくれている。Q会社の取組みA働き方改革を推進し、社員の残業時間の削減に努めている。また、現場のICTの活用も積極的に推進していく方針である。環境整備等含め、できるところから積極的に今後も取組みを進めていく。15[年齢]202級建築士 取得桂建設 入社212級土木施工管理技士 取得232級舗装施工管理技士 取得主任技術者産休252627結婚出産1級土木施工管理技士 取得監理技術者職場復帰2845● 体調面 子どもの夜泣きが少なく、睡眠時間が比較的取れたこともあり、復帰後も体調面の不安は少なかった。入社直後は先輩と一緒に現場に出て経験を積む。◎職場復帰● 復帰時期 会社と復帰時期について相談し、5か月間の産休を取得して復帰した。2級土木施工管理技士取得後、現場代理人として一人で現場を担当する。自社中心の現場やJVを組んで携わる現場等、様々な現場に従事する。職場復帰後も、現場に従事。出勤時間を調整する等して、育児と両立。◎夫の転職元々同業種の別会社で働いていた夫が産休取得頃、当社に転職。互いの都合がわかりやすくスケジュールがたてやすかった。め、活用していた。● 会社の理解 繁忙期は、会社に子を連れて仕1級土木施工管理技士を取得し監理技術者となり、今までより大きな仕事にも従事できるようになった。◎育児と仕事の両立● 家族の協力体制 子どもの体調不良の際には、お互いの実家の2人の母が協力してくれていた。事をしていた時もあった。◎資格取得担当している現場の進捗状況をみながら、時間を作って資格を取得した。また、会社の資格取得支援制度も活用。今後建設業に女性等が就業継続していくために必要だと思うこと「かっこいい」魅力が詰まった土木業界を中高生等の若い方に発信できる場があればよいなと思います。また、出産や育児では初めての経験も多く「そもそもどうしたらよいか分からない」という漠然とした不安を抱えている場合があると思うので気軽に相談できる窓口があると良いと思います。

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