建設産業における女性の就業継続にむけたキャリアパス・ロールモデル集_第2版
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8菜緒子氏桑原桑原建材株式会社技術者(防水)POINT●前職で防水屋のいろはを学び、現在は現場代理人として家業に携わる。●ゆくゆくは経営者となり、家業を継承したいという思いを持っている。会社を営んでいる父から携わったことのある現場について教えてもらう等、幼い頃から建設業は身近な存在でした。大学は興味があった「食」に関することが学べる農学部に入学しましたが、キャンパス内で測量実習をする学生の姿をみて測量に興味を持ち、工学科に学部変更をしました。大学卒業後は、すぐに父の会社に入社するつもりでしたが、「家業で働く前に外で学んで来い」という父の助言もあり、防水関連の材料メーカーに就職しました。前職では、事務職や営業職を経験するなかで防水屋の一連の仕事の流れを学ばせていただいた後、父が経営する現在の会社に入社しました。現場代理人として、元請企業と下請企業の間に立ち、現場の工程管理や人員配置等の調整を中心に行っています。また、作業前の打ち合わせでは、現場の工程や仕様、使用する材料の説明等を行っています。その時に、イメージ通りの仕事ができたときや関係者の要望等に答えることができた時にやりがいを感じます。また、作業着で電車に乗車したり、街を歩いていると、周りの方から「かっこいいね」や「頑張ってね」と声をかけていただくことも多く、大変励みになっています。自身のプロフィール概要①職種:技術者(防水)②出身地:東京都③学歴:大卒④職歴:4年⑤ 経歴: 大学卒業後、防水関連の材料メーカーに入職。事務職や営業職を経験し現職。所属企業の会社概要・会社名 .............. 桑原建材株式会社・事業概要 ........ 防水工事・所在地 .............. 東京都千代田区・従業員数 ........ 6人 (うち女性2人)入職した理由、前職の経験等自身の現在の仕事内容、やりがい「現場で大切なのは、自分を知ってもらい相手を知ること」現場代理人として家業を支える03

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