09山梨県長野県受注件数本県建設業では、製造業など他産業に比べて女性従事者の割合が低く、事務職等を除いて技術職・技能職に限定すると、その割合はさらに低くなる。働き続けることができなくて辞めていくというより、そもそも入職希望者が非常に少ない状況にあるので、女性技術者等が活躍している職場・現場があることを、中学生・高校生やその保護者、進路指導教員等に向けて発信して、認知度向上を図っていく必要があると考えている。女性定着に関する課題等・入札参加資格申請における新客観点数として加点している。 ※建設業法第26条に規定する主任技術者の資格を有する女性技術者の社員雇用:5点・関係機関による助成制度等の支援施策を整理して建設業界と共有。・ 県内の建設産業で働く女性の連携・交流を進めるため、建設関係業務に携わる女性県職員有志をメンバーとする「長野県職員 建設女性の会」を立ち上げ活動。<主な活動内容>・会員相互の連携を図り、意見交換会、研修会を開催・建設行政及び建設産業に関する担い手(学生)への情報発信・建設産業における関連組織と連携を図り、行事等に参加 等自治体の取り組み総合評価落札方式活用状況 →男性も介護や育児で当たり前に休みをとることで、女性が入っていきやすい環境になっていくと考える。○労働環境の改善・週休2日など、男女関係なく、仕事と生活をバランスよく両立できる環境を整えることが必要と考える。・ 現場作業が必須となる技能労働者は、建設現場の移動により通勤時間が安定せず、家事育児等との両立がしにく (技術者は、常駐義務の免除や移動時間の勤務時間への算入が認められるならば、朝はリモートで参加して必要女性定着に関する課題等・ 家事育児の夫婦間の分担に当たっては、家計や勤務時間に対して夫婦どちらに主軸が置かれているかも影響する → 男性にも多様な選択肢を認めること、その意識の定着が重要であり、両性に多様な選択肢を認めることが、女 (例)男性でも主夫となること、家庭を重点に考える人がいてもよい。○プライベート(出産、育児、介護等)も含めたキャリア設計が描けるような職場環境の整備が必要(例)・出産後復職したいと思っても自分が帰る場所がないような状況では、キャリア設計ができない。・出産等で休業している間、キャリアアップできないと復職しても対応できない。○性別の過度な配慮、利用・ (女性の)特別扱いをしない。例えば、テレワークの普及を、「女性にうってつけ」、「家事と両立しやすく働きや・ 女性への遠慮や気を遣いすぎることで、コミュニケーションがうまくいかず、考えや仕事内容の伝達に齟齬が生・ 総合評価入札においては、女性に限定した評価項目は設定していない。性別を問わず、育休・産休取得期間を対象として、総合評価の評価期間を延長することで仕事と子育てを両立する技術者を支援している。○女性との情報の相互伝達・女性まで情報が届かない、女性の声が届かない状況を変える必要があると考える。○イメージの改善・建設業は「キツい」、労働条件が悪いというイメージがある。 →「休暇がとりやすい」、「残業が少ない」、「短時間労働も可能」等の労働環境の改善が必要と考える。・ 建設業は男性が多く、介護や育児などの家庭の事情のために早く帰る、休みをとるといったことをしづらいイメー件数ジがある。いのではないかと考えられる。な時間に現場に到着するといった対策が考えられる。)ことが考えられる。性の活躍にもつながると考えられる。すくなる」という性別イメージを用いる発想を変える必要がある。じうる。女性が居づらくなることで、定着や活躍に支障が生じることが想定される。
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